- ホワイトニングについて知りたいんですけど・・・
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ホワイトニングとは、歯をきれいに清掃した後、歯の表面に専用の漂白剤を塗り、レーザーなどの特殊な光線を当てる事によって科学反応を起こさせて歯を白くする方法です。医院で行なうオフィスホワイトニングであれば、すぐに効果を体感する事が可能です。お口を開けた時に見える歯(通常上下各10本)に数回治療を行えば、真っ白で美しい歯にする事ができます。
※患者さんの歯の状態によって効果、回数は異なります。
- 自分でできるホワイトニングがあると聞いたのですが・・・
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ホームホワイトニングというご自分で行なう方法があります。
まずはご自分の歯型に合わせた専用のマウスピースを医院で作製してもらいます。ご自宅などで、その中に専用の薬剤を注入し歯に装着をします。装着後2〜4時間ほどで効果が現れ始めます。夜、寝ている間に装着したり、オフィスホワイトニングと併用して行なう事で効果はさらに高まります。
※患者さんの歯の状態によって効果、回数は異なります。
- 誰にでも効果があるんでしょうか?また、痛みはあるのですか?
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痛みについてですが、歯に大きな虫歯、ヒビや欠けがなければ痛みが出る事はありません。
但し、知覚過敏をお持ちの方は若干歯がしみる場合もあります。また、虫歯や知覚過敏の症状がひどい場合は治療を受けられません。効果については、人工の歯、詰め物、金属が原因で変色してしまった歯は、ホワイトニングの効果がありません。また、歯の状態や人によって効果の程は変わってきますので、ホワイトニングが有効かどうかは歯科医師と良く相談してください。
- 一度の治療で効果はどのくらい続くのでしょうか?
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その人の生活習慣によって持続する期間は異なります。
タバコ、コーヒー、紅茶、カレー、赤ワインなどは歯の着色を早めます。
歯は年齢と共に徐々に変色していくものです。その効果を持続させるためには、年に1〜2回のホワイトニング、そしてご自宅ではホワイトニング剤が配合された歯みがき粉で歯を磨く事をおすすめします。それにより、ホワイトニングの効果を永続させる事ができます。
- タバコのヤニが取れなくて困っています・・・
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タバコのヤニや茶渋などで歯が変色してしまった場合は、専用のクリーニングがおすすめです。ジェットポリッシャーを呼ばれる器具を用いて、歯にこびりついてしまった色素を吹き飛ばし、仕上げにPMTCと呼ばれる、専門の歯科衛生士によるお口の中全体のお掃除を行ないます。歯の表面はツルツルになり、歯ぐきも元気を取り戻します。
- 歯ぐきが黒くなっているのですが、元通りになりますか?
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歯ぐきが黒くなる原因には、メラニン色素の増殖によるもの、金属を用いた治療によるものなどがあります。健康なピンク色の歯茎に戻すには、メラニン色素沈着の場合は歯ぐきの表面に薬剤を塗り表層をはがす方法、レーザー治療などがあります。金属げ原因の場合は、オールセラミック、グラスファイバーを用いたメタルフリーの治療によって変色を防ぐことができます。
- 薬ではあまり白くならない場合、他に方法ってないんですか?
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ラミネートベニア法があります。この方法は歯の表面を一層(約500〜700ミクロン)削り、セラミック製の薄いシェルを、歯の表面に貼り付けます。歯をほとんど削らないのでとても自然な感じに仕上がります。その人に合わせて形を選択しますので、歯を白くすると同時に見た目も改善できるメリットがあります。
- 治療後、すぐに食事をしても問題ないのでしょうか?
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ラミネートベニアはレジンという特殊な樹脂で歯に接着させます。ラミネートベニア・歯の表面に特別な処理をし接着させるので、剥がれることはありません。ですから術後すぐに食事がでいます。その他のセラミック治療でも同様の処置をしますので、セラミックを装着ごすぐにお食事をしていただいても問題ありません。
- メタルボンドとオールセラミック、何が違うんですか?
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メタルボンドは、内側が金属でその外側にセラミックを焼き付けます。一方オールセラミックは、本来内側の金属が特殊なセラミック(酸化アルミナ、ジルコニアなど)でできています。メタルボンド同様、その外側にセラミックを焼き付けます。メタルボンドとは違いすべてセラミックでできているので、透明感や仕上がりも天然の歯とほとんど見分けがつきません。前歯を失った場合に適しています。
- 自費診療と、保険診療で何か差はあるのですか?
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前歯の治療を保険診療で行う場合、材質がプラスチックのものに限られます。安価ではありますが、水分を吸収する性質があるため、時間が経つと変色してしまいます。また強度的にもセラミックと比べかなり劣ってしまい、使用を重ねるうちに艶がなくなったり変形してきます。 一方、自費診療では治療方法、使用する材料などに制限がありません。インプラントなどの最新の医療を受けることや、セラミックなど審美性に優れた材料、特別な印象材(型取り)及び接着材などを使用することができます。その結果、被せの審美性はもとより、外れにくい、虫歯になりにくい、凍みない、など予後に大きく違いが出てきます。
- 神経を取ったはずなのに痛みが取れないんですが…
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根の先を切ることを歯根端切除といいます。これは神経を取ってセラミック治療を行ったあとに痛みが出てきた場合によく行われます。『去年、高いお金を払って入れたばかりだからはずせない』などが理由で行われることが多いようです。
でも原因は神経の処置の不良にあるため、根の先を切っても根本的には治りません。痛みが引かなくて再び歯根端切除を行う羽目になります。これを繰り返すうちに歯の寿命を縮め、最後には抜歯になってしまいます。
ですから神経を取った歯が痛んだときは、神経の処置をやり直さなければならないのです。神経の処置をやり直せば痛みは引きます。特に審美治療の場合、高額な治療になるため是非、神経の処置のやり直しをしてもらってください。