今回はブラックトライアングルのお話です。
歯と歯はすきっ歯でないのに、歯茎の部分の間が開いて暗く見える状態をブラックトライアングル(ちょうど黒い三角形が見える感じ)と言います。
歯周病治療後に歯肉が引き締まったり、矯正治療による歯の移動後にこのような症状が起こることがあります。
治療の結果であって健康な状態だとしても、患者様にとっては見た目が気になって歯を見せて笑えなかったり、発音時に音が抜けるような感覚があったりと、とてもストレスになってしまいます。
このブラックトライアングル、歯を支える骨と歯の位置関係や歯茎の状態によっては数年かかって歯茎で埋まってくることもありますが、回復が見込め無かったため、詰め物で対応したケースをご紹介したいと思います。
前歯の真ん中のブラックトライアングルに対し、歯を削らずに樹脂の詰め物をすることで見た目、機能面共に回復することが出来ました。
「もう歯の間から息も漏れないし、思いっきり笑えるんです!」と患者様にもご満足いただけました。