治療のシュミレーションについてのお話です。
正式には、診断用ワックスアップとかブループリント(青写真)とよばれます。
まずは現在の患者さんの口の中の状態を、型を採って模型にします。
次にその模型上で、さまざまな角度からの検査を行い、診断をします。
その後ワックス(ろう)を築盛したり、削ったりして理想的な治療形態を模索していきます。
そして予測される治療後の形態が再現されます。
簡単にいうと、治療のゴールを患者さんとお互いに共有するためのツールといえます。
しかし治療のゴールといってもあくまで形態、機能的なものであり
審美的要素の1つである色調や、顔貌・口元の変化などは再現されません。
またゴールは必ずしも1つではなく、患者さんの希望、治療介入の範囲、矯正治療の有無、によっても変化していきます。
「前歯の歯並びの改善」 を主訴に来院された方の一例をご紹介します。
矯正治療はNGとのことでしたので、治療介入の範囲をわけていくつかのプランを提供させていただきました。
初診時の状態です。
前歯2本のプランです。
前歯4本のプランです。
前歯6本のプランです。
治療の介入範囲が大きければ、審美的に満たされる要素が増えていきます。
しかし、それにともない治療の侵襲も大きくなってしまうのもお解かりいただけると思います。
このように、当院では治療前にシュミレーションを行い、さまざまな治療のプランで得られる
メリットとデメリットを患者さんが納得いくまでご説明し、理解していただきます。
そのうえで決められた治療のゴールをお互いが共有し、途中で再評価と改善をくり返しながら進行をしていきます。
まずは、審美無料相談でご来院下さい。